「この人ヤリモクかもしれないけど判断できない」
「ヤリモクと出会わない方法ないの?」
そんな相談を伺うことがあるので、記事にまとめてみました。
結論、出会いを求めていれば必ずヤリモクに出会います。
ただし、ヤリモクには特徴や見分け方、対策があるので、それを把握しておけば回避できる確率がかなり高まります。
この記事は恋活・婚活パーティー アルのスタッフが書いています。
結婚相談所のカウンセラーとして沢山の相談を受け、マッチングアプリで300人以上と出会った経験を活かして解説していきます。
この記事を読むことで、ヤリモクを見分ける方法や対策を知ることがきます。
被害に合わないために、ぜひ最後まで読んでみてください。
ヤリモクはどこにでもいる
ヤリモクは真面目に恋愛・結婚を目指す人にとって非常に迷惑な存在ですが、100%遭遇しない場所はありません。
なぜなら、彼ら(彼女ら)の欲望は非常に強く、様々な場所でチャンスを狙っているからです。
人によっては『仕事の電車移動の時に、体調の悪そうな人がいたら近くに座って声をかけるタイミングをチェックしている』なんていうヤリモクもいました。
もう、日常の一部ですね。
つまり、ヤリモクから逃れるのは不可能。それよりも行動パターンを知って対策を取る方が適切なのです。
遭遇した時に適切に対処してすぐに関係を断つ事ができるように、彼ら(彼女ら)の行動パターンと対策を解説します。
ヤリモクの5つの行動パターンと対策
- 初日にスピード勝負タイプ
- 3回目デートまでにじわじわタイプ
- 都合の良い時だけお誘いバラ撒きタイプ
- 付き合って自然に別れるサイレントタイプ
- 付き合って実は…のカミングアウトタイプ
ヤリモクにはある程度の行動パターンが存在するので、対策とともにお伝えします。
初日にスピード勝負タイプ
ヤリモクの中で最もわかりやすいのがこのタイプ。
お金をかけたくない、すぐに結果が欲しい、という心理から1回目のデートでアプローチしてきます。
マッチングアプリに非常に多く、反対に運営に報告の恐れがある婚活パーティーには少ないタイプと言えます。
特徴
- 初デートから夜のお酒の場に誘う
- 自宅の最寄駅をデート場所にしようとする
- デートの後半にいくほど性的な話題を持ち出す
- お酒をやたらと勧めてくる
- 髪や身体を触ってくる
- 帰ろうとすると態度が変わる
食事中からこのような特徴を見せるのでわかりやすい一方、楽しく飲んでいたのにお店を出た瞬間に急に自宅に誘ってくるような、最後にしか気づけないタイプもいます。
注意したいのは、帰ろうとする(断られる)と態度が豹変して、怒ったり暴言を吐いたり力ずくで行動してくる人がいる事。
人通りの多い道でも、平気で腕を掴んだり大きな声で脅してくるケースもあります。
対策
危険な目に会わないよう、4つの点に注意しましょう。
- 1. 初デートはお酒のないランチやカフェにする
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お酒の話題で盛り上がったとしても「初回はお昼だと嬉しいです」と伝えると良いです。更にこちらから「このお店が気になってたんですけど、どうですか?」とカフェを提案すると相手は断りづらくなります。それでも夜やお酒の場に誘うようであればブロックしましょう。異性を思いやる気持ちがない人とは上手くいきません。
- 2. デート場所は人通りの多い場所を指定して、他の場所には行かない
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デート場所はターミナル駅やお店の多いエリアにし、知らない場所やお店は事前にGoogle map の口コミや食べログで調べておくと良いです。怪しいと思ったら、別の場所やお店をこちらから提案。「さっき友達と話していたらこのお店を勧められたんですけど、どうですか?」と伝えてみましょう。
- 3. 性的な話題、ボディタッチは断る
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キッパリと「初対面の人とこういう話をするのは(身体に触られるのは)苦手なんです」と伝えるのがベストですが、雰囲気を壊したくない気持ちもありますよね。そんな人は事前に布石をうって置くのがオススメ。好みのタイプや過去の恋愛などの話になったら「初対面から下ネタとかボディタッチしてくる人がいたので通報した事があるんですよ。◯◯さんは紳士的で安心できそうで良かったです」と言うと良いです。それでも下ネタやボディタッチをしてくる人はコミュニケーション力が著しく欠けているので今後も苦労します。ブロック&通報しましょう。
- 4. 危ないと感じたら迷わず周囲やお店の人に助けを求める
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相手(特に男性)が強い言葉や力を使ってきたら、まず周囲に助けを求めましょう。店員さんに視線を送る、トイレに立って直接助けを求める、トイレで友達に電話で助けを求めるなどです。こういった場合に注意したいのが「誰か助けてください」と全体に言っても行動してくれる人は少ない事。特定の人の手を掴んだりして、この人に助けを求めてると分かる行動をとりましょう。
3回目デートまでにじわじわタイプ
次にヤリモクだと少し分かりにくいのがこのタイプ。
初回デートでスピード勝負をすると成功率が低いので、それなら2~3回目で仕掛けようという考えです。
特徴
- 初回は健全にランチデートをする
- 初回のデートやデート後から褒めるなどして好意がある事を伝えてくる
- 2~3回目のデートで夜のお酒の場を提案してくる
- その後の行動は「初日にスピード勝負タイプ」と同じ
初回デートでは見分けがつかないですし、2~3回目のデートでお酒を飲むのも自然なので気づきにくいのが難点。
ただ、お酒の場にたどり着いてからの行動は「初日にスピード勝負タイプ」とほぼ同じなので、誘い方も分かりやすく見分けるのは簡単です。
一方こちらは初日タイプと違い、2~3回目まで欲望を我慢したり計画的に行動したりする人が多いので、断った時に感情的になる事は多くありません。
とはいえ、危険な目に会う事と隣合わせなのは間違いないので、お酒を飲む場所には十分注意しましょう。
対策
対策も基本的に初日タイプと同じですが、こちらは事前に「身体の関係はもちません」感を出す事ができます。
初回デートの会話で、作り話でも良いので「以前ヤリモク男性がいたので秒で帰った」「既婚者だったので弁護士に相談した」などの話をしておくと良いです。
もちろん、相手を疑ってかかるのは良くないので、サラッと話すのがポイント。
自分に時間とお金をかけても無駄ですよ、という事をアピールしておきましょう。
都合の良い時だけお誘いタイプ
週末の夜など遊び相手がほしい時だけ連絡してきて、その他の連絡は返信が遅いタイプ。
同じLINEを数人~数十人にばらまいて、誰かから返信がくればOKくらいの感覚で連絡をしている。
特徴
- 初回デートまでは普通に連絡がとれる
- コミュ力が高く初回デートでは非常に好印象
- 好意を持っていると分かったら連絡が取りづらくなってくる
- 週末の夜や深夜などにふいに連絡をして会おうとする
- その時だけ返信が速い
- メッセージは短文で用件しか話さない
コミュ力やスペックが高い傾向にあり、異性からある程度モテる事を自覚している。
その上で気をひきながら、相手が乗ってきたら連絡の頻度を下げて、自分に依存してくるようにする(自然にそうしているパターンもある)。
そのため、恋愛感情を持ちやすい人や、恋愛依存がちな人がひっかかり易い傾向にある。
対策
連絡の頻度や文章で自分を大切にしてくれていない事が分かるので、そう感じたらブロックすれば大丈夫です。
ただし、恋愛に対して依存傾向にある人は振り回される事でどんどん感情が高まってしまうので、注意が必要。
夜に誘われたら「今日はもう化粧を落としてしまったから」などの理由で断った上でランチなどを提案しましょう。
それに対して返信が急に遅くなったり、すぐに会話を終わらせる、話や論点をすり替えようとするのであれば、その人は人の事を大切にする気持ちを持っていないので、すぐに連絡をやめましょう。
付き合って自然に別れるサイレントタイプ
もっとも気づきにくいのがこのタイプ。
相手はヤリモクで付き合って、関係に満足したら別れるという流れです。
特徴
- 一定の清潔感やコミュ力があり、恋人がいてもおかしくない
- 決まった時間(平日夜や休日)に連絡が取りづらい
- 電話を避ける
- 自宅に呼んでくれない
- 1~3ヶ月の短期間で別れる
- 別れる理由が強引で腑に落ちない
サイレントタイプはきちんと付き合う形をとり、相手に心を許させて関係を持ちます。
そのため、上の3つのタイプと比べて非常にわかりにくく判断が難しいです。
一方で、他のタイプと比べて会話する期間が長いので相手が既婚者・恋人持ちだと気づくチャンスは多いはず。
ちょっとした違和感がいくつかあったら要注意です。
また、飽きたら別れてヤリモクだと最後まで気づかせないようにします。
短期間でやや強引に別れを切り出されたり、病気や仕事を原因にされるケースも多いです。
対策
パートナーがいる場合、そうでない場合で対応が分かれますが、特にパートナーがいる場合はよく観察すれば分かる事も多いです。
- 1. 普段の生活について細かく観察する
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深夜・早朝にしかLINEの返信がない、電話を避ける、付き合っても自宅に呼ばない、などは怪しいサイン。LINEの返信があった時間や曜日を書き出してみると、意外と気づく事があったりもします。
- 2. 休日に何をしていたか何度も聞く
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家族や恋人と過ごしている場合は嘘をつく事になります。休日に何をしていたか話をした数日後に改めて同じ話を聞くと、また嘘を考える事になるので話にズレが生じて嘘を見抜ける場合があります。
- 3. 付き合って1ヶ月は関係を持たない
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ヤリモクであれば、せっかく付き合うところまでいったのに関係をもてないとイライラしてぼろがでてきます。自宅デートを持ちかけたり、いつになったらできそうか遠回しに確認してきたら要注意。事情を話して、それでも同じペースでデートを重ねてくれる人を選びましょう。
付き合って実は…のカミングアウトタイプ
付き合ってしばらく経ってから「実は結婚していて(恋人がいて)…」と暴露してくるタイプ。
パートナーがいるけどもうすぐ別れそうだから、と理由を付けて都合の良い関係になろうとします。
特徴
- 一定の清潔感やコミュ力があり、恋人がいてもおかしくない
- 決まった時間(平日夜や休日)に連絡が取りづらい
- 電話を避ける
- 過去の不倫、浮気経験について聞いてくる
- 恋愛感情を持ったと感じたらカミングアウト
- 別れる予定と言いながら関係を続ける
サイレントタイプと同じく、パートナーがいてもおかしくないように見えます。
異性とのコミュニケーションに慣れているので、男性ならお店選びやエスコート、女性なら甘え方や褒め方に慣れている人が多い事が特徴。
許容範囲の広い人を狙うので、過去の恋愛や普段の生活で人に対して許容が広いかどうかを見極めようとしてきます。
付き合う事になってもしばらく様子を見て、恋愛感情を持った時点で打ち明けてくるので、早めに気づく事が大切です。
対策
サイレントタイプと同じく、普段の行動などをよく観察して小さな違和感も流さないようにしましょう。
また、過去の恋愛などを聞かれたら、浮気や不倫に強気で否定する+きちんと対策をする事を伝えておくのが効果的。
「パートナーを呼び出して3人で話をする」「弁護士を立てて賠償請求をする」などと言っておけば、大抵のヤリモクは手を引きます。
もし交際からカミングアウトまでいってしまったら、まずはそこできちんと関係を断つ事が大切。
自分だけではどうしようもないので、適切な友人・知人に相談して自分の心をケアしながら、二度と連絡しないようにしましょう。
ヤリモクに狙われやすい人
- 断る事が苦手な人
- 流されやすい人
- 恋愛依存な人
- 性善説の人
上記のタイプが狙われやすい傾向にあります。
1、2は押せばどうにかなると思われるので、主にスピード勝負タイプ、じわじわタイプに狙われがち。
3は好きになったら自分の不幸も顧みなくなるため、都合の良い時だけお誘いタイプやカミングアウトタイプに狙われる傾向にあります。
4は許容範囲が広く相手の事をすぐに信用してしまうので、サイレントタイプ、カミングアウトタイプに注意が必要。
自分はどれにも該当しないという人も、サイレントタイプやカミングアウトタイプを未然に防ぐのは難しく、事後に気づくこともあります。
とはいえ、ヤリモクでない人を過剰に疑うのは禁物。
相手のことをよく見て、よく知ってから判断したり関係を深めるようにしましょう。
まとめ
ヤリモクの特徴について解説してきました。
ヤリモクはピード勝負タイプ、じわじわタイプ、都合の良い時だけお誘いタイプ、サイレントタイプ、カミングアウトタイプ、5つに分けられ、それぞれに対策があります。
しかし、特にサイレントタイプ、カミングアウトタイプは分かりにくく、ともすれば悪意のない異性を無駄に疑ってしまう事にもなりかねません。
不安な気持ちはあると思いますが、疑うというより相手のことをよく知るという意味で、沢山会話を重ねると良いです。
あなたに素敵な出会いがあることを願っています。